毎年恒例となった、文具コンサルタント・土橋さんをお迎えしてのトークイベント、
『春の恒例手帖オフ会』も6回目を迎え、今年も興味深いお話の数々盛りだくさん!
楽しい時間と充実した内容に満ちあふれていました。

今回は最近出版された『仕事文具』に登場した文具を中心に、
土橋流こだわりやうんちく、ここでしか聞くことのできないウラ話を
たっぷりとお話しいただきました。

 

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まずは『仕事文具』が誕生するまでの経緯から。
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東洋経済新聞社のビジネストレーニング誌『Think!』(季刊)に8年間に渡り連載されたコラム「プロフェッショナルのための文具術」を一冊にまとめるという企画が原点で、当初は既存のコラムをまとめるだけの作業と思われたが、実は想像以上の大変な作業だったというお話。
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年号が古くなっていたり、バリエーションが増えたり、
廃番になっていたり、よりよい製品が登場したりと、想定外の問題が続出。
当時はモノクロ写真だったこともあって、
掲載する文具の見直しからのスタートとなったそうです。
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また単なる製品紹介ではなく
特徴をいかに分かりやすく見せるかという点にもこだわり、
アングル、持ち方、見せ方にも工夫を重ねたとのこと。
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(因みに、登場する“手”はすべて土橋さんご自身が出演されたとのこと! W
しかも同じポーズを長い時間保つ自信は、誰にも負けないそうです WW)
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結果、当初の想定以上の時間が必要となり、
終わってみると体力的にも想像以上に肉体労働であることが
強く印象として残ったそうです。
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仕事をする上で文房具が必須だった頃から時代は移り、
パソコンやスマホをはじめデジタルが主流となっている現在、
仕事のシーンで“情報をインプット”するための適切な文房具を選ぶことは仕事のはかどりをサポートしたり、バックアップするツールとしての存在になっている。
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つまりある特定のシーンに合う文房具を、
適材適所にピンポイントで機能させることが大切ということ。
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文房具と人との関係には、
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その文房具を
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知っている”
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“持っている”
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“使っている”
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という、“文房具三段活用”があるそうです。
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“文房具を知っている”ことはとても重要な大前提。
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『仕事文具』は、
それぞれのある特定のシーンごとに合う文房具を
紹介してはいますが、ピッタリではないかもしれません。
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皆さんの文具知識の引き出しに入れて、
いつか自分にぴったりするモノを探す時の
ヒントになればとの願いも込められています。
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また、余談として表紙デザインが間際に変更になった事情も
お話しいただきました。
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仕事のいろいろな場面で便利な文具を、
シーン別に“アレ”ではなく“コレ”を使用しているワケ
一つ一つにうなずいてしまいました。
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ここに登場した文具の中からチョイスした実物をひとつずつ、
なぜコレなのか?というポイントを聞きながら
“見て、触って、試してみる”という体験は、
驚きや歓声や笑いに包まれて時間が流れます。
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数え切れないほどの文具の中で琴線に触れた一品。
“ミニマリズム”の精神と相まって、
ぶれずに付き合い年を重ねることの
大切さも教えていただきました。
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紹介された中から、いくつかの文房具をご紹介します。
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『スリップメモブロック/dansai works』
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本に挟まれている“スリップ”型をしたメモ。
方眼や横罫が印刷されています。
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しおり機能はもちろん、簡単にメモできることがポイント。
相手に渡すときの一筆箋代わりにも使えます。
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『スクリブル・ペンシル/ラミー』
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鉛筆よりも一回り太い3.15ミリという芯ですが、4Bにもかかわらず、HBのような書き方もできます。
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ボタンの切り替えではなく、角度や力のかけ具合によって
線幅を自由にコントロールでき、
“究極の多機能鉛筆”とも言える一品とのことです。
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『ペーパーホルダー タント/ヤマザキデザインワークス』
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一枚の紙を折り曲げたシンプルな作りの、
ひと味違うペーパーファイル。
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着物の襟の重ね合わせのような構造で、
出し入れの頻度に応じて三通りの収納ができます。
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『rin付せん/メタフィス』
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円の下側を一部カットした形状と
グラデーションのようなカラーのフィルム付せん。
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その形から向きがずれても気にならず、
貼る深さで意味を持たせたり、
微妙な色味で区別したりと見た目にも優しさが感じられます。
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すでにおなじみの、土橋さんが考案した
『時計式ToDo管理付せん/pen-info』
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一日24時間のToDoを時計の文字盤に直接書き込めるうえ、
時間量も同時に表記することができること。
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アナログ時計を脇に置くと、より分かりやすくなるとのことです。
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参加者全員にお土産としていただきました!
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『カフス トレーポーチ/東急ハンズ+アシュフォードスタイル』
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ポーチを開いて四隅のカフスを留めると、
立体トレイに大変身!
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“運ぶ+整理する”機能で、出張に便利な収納アイテム。
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『ツールボックス/ポスタルコ』
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「ペンケース」ではなく、「ツールボックス」。
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ペン(未使用の鉛筆も入る!)だけではなく、
ハサミ、カッターなども収納でき、
ポイントは二つに折ってそのままトレーのように使えること。
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また、初めての土地で文房具を探す
目からウロコのコツを教えていただきました。
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早速試してみたいと思います。
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続いて、今年初めに出版された『文房具のやすみじかん』
土橋さんの初チャレンジとなった「かがく絵本」。
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スタートから誕生するまでのご苦労や業界のウラ事情も、
とても興味深く聞かせていただきました。
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午前の部最後は、サイン会です。
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午後は土橋さんにもご参加いただき、
3グループに分かれて
“手帖”、“文具”、“デジタル”をテーマに
思いっきり見せ合い、語り合い、
盛り上がりました。
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たっぷりな3時間のはずが、
終わってみるといつもながらの、
“あっという間”だったことは、言うまでもありません。
二次会にもお付き合いいただき、今回も楽しい時間と空間を共有できた幸せを、しみじみと感じた一日でした。
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土橋さんのブログ“STATIONARY WEB MAGAZINE”にも、
報告していただきました。→こちら
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土橋さん、参加されたみなさん。
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ありがとうございました。

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投稿者プロフィール

レジェンド 石井
レジェンド 石井
システム手帳の自作リフィルも28年を越えました。
「No Refill, No Life」で快適リフィル生活をめざして、
Refill Maniaxサイトを運営しています。